こんばんは!
現役ホームセンター従業員のDIYアドバイザー33です。
本日は、モルタルはコンクリートより強度が高い!?です。
(ステイホームDIY教室33)
セメント とは?
セメントは、モルタルやコンクリートを作るための材料です。
セメントは粉末で、水などを混ぜることで接着したり固まったりします。
モルタル とは?
モルタル
→ セメント+砂+水
建物外壁、下地材、仕上げ材、つなぎ、補修材
コンクリート とは?
コンクリート
→ セメント+砂+砂利+水
① 建物本体の構造材
モルタルとコンクリートの使い分け
単純な強度は、モルタルの方が高いです。
え?うそ~
コンクリートの方が建物本体に使われているから強いでしょ?
たしかに建物本体に使われているのはコンクリートです。
なぜモルタルより強度が弱いコンクリートが建物本体に使われているのか?
理由は下記2点です。
・ヒビが入りにくいから
・価格が安いから
同じ量のモルタルとコンクリートを作ろうとすると、砂利が無い分モルタルの方がセメントを多く使います。
セメントの分量が多いほど、強度は高くなり、ヒビが入りやすく、価格が高くなります。
どうして強度が高いのにヒビ割れするんだよ~
セメントの特性として、発熱と収縮があります。
この発熱と収縮がヒビ割れの原因となるため大きなものを作るのに向いていないのです。
モルタルは柔らかく加工がしやすい特性があるため、建物本体ではなく外壁等に使用されます。
以上がセメント、モルタル、コンクリートの違いです。
余談ですが、お客様でホームセンターの売場にある木の板を全てコンパネと呼ぶ方がいますが間違いです。
コンパネは、コンクリートパネルの略称でコンクリートの型枠材です。
コンパネは、通常のものとパネコートくらいしかホームセンターの店頭に並んでいないので、木の板の中では少数派です。
サイズも同じに見えて、コンパネは900mm×1800mmですが、普通合板や構造用合板は910mm×1820mmなので違いますよ~
本日も読んで頂きありがとうございました!
また次回お会いしましょう!
